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採寸について

「ワンちゃんに合った車椅子」を製作するためには、採寸が最重要となります。
お客様にお願いする作業が多くご面倒をおかけいたしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。

なぜ採寸が重要なのか

車椅子(または歩行器)は、いただいた採寸情報とワンちゃんの症状に合わせて製作します。
このとき採寸情報が間違っていると、ワンちゃんの体に合わないサイズで出来上がってしまい、体に負担をかけてしまう可能性があります。

採寸結果は、巻き尺の当て方やメジャーの角度。撮影時のワンちゃんの膝の曲げ具合などの姿勢によって変化しやすいです。

採寸に失敗する例

ワンちゃんを飼い主さんが支えたり持ち上げて立たせた場合、実際の立ち姿より前肢・後肢が伸ばした状態となります。その高さを採用した場合、出来上がった時に、車椅子の高さが合わないということが起きてしまいます。


どんな状況で撮影したかを確認してより正確なサイズで提供するため、採寸結果の数字だけでなく、採寸したところを撮影した画像(または動画)も合わせてお送りいただいております。

採寸に必要なもの

記録いただくもの

  • 採寸結果の数字
    単位は「cm」です。
    ご注文フォームに数字の入力欄があります。
  • 採寸画像または動画
    枚数が多いため公式LINEからお送りいただきます。
    公式LINEで送れない場合はご相談ください。

用意する道具

  • 硬いメジャー(コンベックス)
  • 柔らかいメジャー(巻尺)
  • 定規
  • ダンボール(手順4、5、6、8で使用します)
  • タオルやハーネス(体を保持するために必要な場合のみ)

採寸箇所

1首輪後ろ〜尻尾の付け根
2前足付け根(脇下)〜後ろ足付け根(股)
3首輪後ろ〜地面
4前足付け根(脇下)〜地面
5お腹(一番低い腹面)〜地面
6背中(一番高い背面)〜地面
7後ろ足付け根(股)〜地面
8体幅(一番太い箇所)
9胸囲(前足付け根の後ろ側)
10腰周り(後ろ足付け根の前側)
11前足周り(前足付け根)
12後ろ足周り(前足付け根)

採寸のポイント

撮影時のワンちゃんの姿勢

  • 立位姿勢で採寸します。
    (立つのが厳しい場合は、手やハーネスやタオルで膝が伸び切らないように立たせます)
  • どうしても立つのが難しい寝たきりの子は、寝かせたままで真上より撮影。
    (寝たまま体と足を伸ばし、自然な立位体勢にしてあげてください)
  • 後肢が硬直し曲げられない、前方へ流れてしまう場合は腹部と後肢を支えましょう。
    (この状況の場合はその旨も連絡ください)
  • 顎はあげ過ぎず、背中をなるべくまっすぐに、膝は軽く曲げた状態の自然な姿勢で撮影します。
  • オムツや洋服は脱いだ状態で撮影します。

撮影のポイント

  • 静止画または動画は、必ず真横、真正面、真上、真後ろから撮影します。
  • 目盛りが写るように撮影してください
  • 体全体が十分に写ってることをご確認ください。
  • できれば3人(ワンちゃん保定、採寸、撮影)で行うことを推奨します。
  • 体毛が長い場合、メモリが見えるように採寸箇所の毛を軽く押さえます(押さえ過ぎはNG)

カメラ・携帯は地面と平行になるように支えて、メジャーの数字が見えるように撮影します。
硬いメジャーは床に平行・垂直に当ててください。
毛や手で目盛りが写ってない場合は、再採寸となってしまいます。

うまく撮影できない場合はご相談ください!

12箇所の採寸手順

①首輪後ろ〜尻尾の付け根
②前足付け根(脇下)〜後ろ足付け根(股)
③首輪後ろ〜地面
④前足付け根(脇下)〜地面
⑤お腹(一番低い腹面)〜地面
⑥背中(一番高い背面)〜地面
⑦後ろ足付け根(股)〜地面

軽く毛を押さえて採寸します。

⑧体幅(一番太い箇所)

​真上から見て、一番太い箇所を測定します。厚紙挟んで採寸しましょう。

※添えた厚紙が垂直であることをご確認ください。

⑨胸囲(前足付け根の後ろ側)

※歩行器(布シート)を希望の方のみ

⑩腰周り(後ろ足付け根の前側)
⑪前足周り(前足付け根)
⑫後ろ足周り(前足付け根)