当たり前の生活が困難になってきていませんか?
犬の整体も、車椅子・歩行器も
ワンちゃんに導入するタイミングがとても重要です。
残念ながら導入が遅い場合が多いのが現状です。
体のサインを見逃さず、早めの導入をご検討ください。
お店からのメッセージ
イヌにとってもヒトにとっても、最後まで自分で立つ、歩く、ご飯を食べる、水を飲むということが幸せ、そして願いだと思っています。
ワンちゃんは、犬種・年齢・症状・環境それぞれ違います。そして毎日一緒にいる愛犬の変化には気づきにくいため、「もっと早く取り入れていれば、筋力の低下を遅らせることができたかも」とおっしゃる飼い主さんを見てきました。
「うちの子そろそろ必要かな?」と思ったら、お気軽にご相談ください。
あがりでは、1頭1頭に向き合い、愛犬のQOL(生活の質)があがるよう一緒に考え、サポートさせていただきます。
あがり 国吉 裕子
【店名の由来】
店名の『あがり』は、沖縄の方言でエネルギーの象徴である太陽が昇る方角である東を表します、愛犬の体調や気持ちが『上がり』、飼い主さんとの毎日が太陽の明るく笑顔で迎えられるよう、にと願いを込めて名付けました。
犬の整体との出会い
私自身15年にわたりヘルニアで苦しみ、手術するも痛みが変わらず、仕事を退職。静養中、うちの子供達と幼い頃から兄弟のように過ごしてきた実家の姉の柴犬トムが、大好きだったお散歩を嫌がるようになり、散歩してもすぐに戻ってくるようになりました。
「あんなにお散歩が大好きだったのにどうして?」
検査の結果はなんと私と同じ、椎間板ヘルニア。犬にもあるのかと驚きましたが、どんどん元気がなくなっていく姿を見て、自分と重なってしまいました。なんとかしてあげたいと思いましたが、12歳という年齢、他に疾患もあり、手術ができませんでした。手術以外で何かあるはず!と検索し、たどり着いたのが『犬の整体』でした。
藁にもすがる思いで、犬の整体師さんを探しました。でも当時、沖縄には犬の整体師がいなかったのです。
「そうだ、私が整体師になろう!」
そうして私は、小林先生の犬の整体研究所の門を叩いたのです。
残念ながら、整体講座受講前にトムは虹の橋を渡っていまいましたが、彼が巡り合わせてくれた犬の整体を沖縄のワンコたちのために届けようと思いました。
整体を学んでいる時、姉の元にブリーダーからレスキューされたトイプードル(12歳)がやってきました。彼女は小さすぎて仔犬を産めず、産めないからこそゲージの中での生活を虐げられ生きてきました。レスキュー時は12歳とは思えないほど腰が曲がり、ロボットのようにぎこちなく歩く姿は、まるで歩き方を忘れたかのようでした。
声帯も切られていたため、鳴くもできずただただ震える彼女の負担にならないように、ゆっくり時間をかけて整体していきました。すると、1ヶ月で走れるようになったのです。彼女が変わっていく姿を見て、整体の可能性を感じ、沖縄で犬の整体師として活動していく決意を新たにしました。
犬の車椅子との出会い
“犬”を知るため、ペットホテルで修行することにしました。私が働くペットホテルは、小型〜大型犬はもちろん、パピーからハイシニアまでくるホテルでした。そこでは犬を熟知しているとても優しいオーナーのもと、保護団体さんから預かる保護犬との出会いもあり、毎日が“犬を知る日々”でした。
そこで私は、ホテルの長期預かりのLちゃん(14歳)と出会いました。Lちゃんは7歳の頃、交通事故で下半身付随となってしまい、這って過ごす生活を送っていました。ある日、もともとあった手作りの車椅子にLちゃんを乗せてみたところ、庭を猛スピードで走り回りだしました。あちこちの匂いを嬉しそうに嗅ぎ回っているLちゃんの姿を見てとても感動したのが、私と犬の車椅子の最初の出会いです。
その後、沖縄には犬の車椅子を作っている工房がないため、本土から購入するしかないという現実を知りました。
また、車椅子の採寸が難しく諦める方や、購入しても愛犬になかなかサイズが合わず使わないでいる方、車椅子の調整のために何度も送料がかかったり、調整が終わり届くまでに犬が弱って乗れなくなってしまったと嘆く飼い主さんがいることを知りました。
足が弱ってきた子たちを車椅子に乗せたらきっともっと楽しいはず!もっと歩いただろうというワンコ達を思う日々。
「私が車椅子を作れたら……。いや、作ってみたい……!」
そんな思いが募り、自宅で試行錯誤していると、手先が器用な主人が見兼ねて車椅子を作ってくれました。
こうして沖縄に工房をつくり、車椅子製作を本格的にはじめたのです。
犬の整体師が車椅子をつくるということ
あるとき、保護団体さんより悲痛な相談がありました。様々な疾患でみるみる痩せ、ついには立つことも歩くことも難しくなったPちゃん(13歳)、飼い主さんは仕事と介護の両立でとても悩まれているとのことでした。
一度転倒したら、誰かが駆けつけるまでずっと足をバタバタとさせている。2時間でも3時間でも……。仕事中もペットカメラで見守っているので、転倒したら昼休み時間に戻り、布団に戻して寝かしつけることを繰り返す日々。仕事にも支障が出てきてしまい、もう手立てがないと涙していました。
体重1.7キロ、痩せ細った体に優しく、安心して乗せれるモノが必要。そう思った私は、整体師としての知識を活用し、乗った時の姿勢、足の着地感、軽さ、動かしやすさ、安心感などを考え、主人と毎晩、毎晩、試行錯誤しました。
犬が安心する形って何?それを追求した結果、“ママの手で支える”ことが一番だろうという結論に至りました。そして開発したのが、痩せてしまったシニア犬の体を優しく包む「布シート」です。犬にも飼い主さんにも安心して使ってもらうためにと考案した、介護に特化した歩行器開発です。
私たちはお渡しして終わりではありません。お渡ししてからがとても大切です。なので、お渡し後も飼い主様より感想や要望をお聞きして、常に改善してきました。お渡し後は飼い主さんにワンちゃんが快適に過ごしているか?見て、感じてもらい、ワンちゃんが立つ・歩くができるようになっているか?日常が少しでも改善されたか?をお聞きしています。
それらを取り入れ、日々改善し、これからの車椅子・歩行器に施していきます。
店舗情報
店舗名 | 犬の整体と車いす工房 あがり |
営業時間 | 10:00〜18:00(定休日:毎週木曜日) |
所在地 | 〒904-2143 沖縄県沖縄市知花4-5-22(地図) |
電話番号 | 090-7517-0771 |
代表者 | 国吉 秀樹 |
第一種動物取扱業登録 | 登録番号:沖動保第1228号 登録年月日 :令和4年5月26日 有効期間:令和9年5月25日 動物取扱責任者:国吉 裕子 |